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文献詳細

雑誌文献

臨床外科33巻7号

1978年07月発行

臨床報告

大量吐血をきたしたExulceratio simplex(Dieulafoy)の1治験例

著者: 古城昌義1 薬師寺貢1 秋山吉照2 木本哲夫3

所属機関: 1姫路聖マリア病院外科 2姫路聖マリア病院放射線科 3川崎医科大学病理

ページ範囲:P.1047 - P.1050

文献概要

はじめに
 急性大量胃出血の原因の1つとして,Exulceratiosimplex(Dieulafoy1))は比較的まれであるが,その激烈な経過と術前診断の困難さからみて,今後注目されるべき疾患と思われる.
 本症は,胃上部噴門直下に小さな粘膜欠損が認められ,その底部の粘膜下には通常みられない直径1〜1.7mmの太い動脈があって,これが破綻するために大量出血をきたす疾患で2),Dieulafoy1)の報告以来,欧米においてはかなりその記載がみられるが,本邦においては松原ら3)の報告があるにすぎない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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