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特集 老年者の手術—併存疾患の診かた・とらえ方
肝機能障害がある場合—私はこんな点に注意している
著者: 井口潔1 小林廸夫1
所属機関: 1九州大学医学部第2外科
ページ範囲:P.1105 - P.1109
文献購入ページに移動はじめに
肝障害の存在は,手術侵襲に大きなハンディキヤップをつくることは明らかであるが,肝機能は極めて多岐に亘つており,また,肝の代償能力も大きいので,手術に際してその耐容力を予め正確に察知することはかなり困難である.
老年者は一般に,生体に生じた変化への対応性が鈍くなつているので,老人の肝障害者に対しては特に慎重な心構えが必要と思われるが,その間の配慮をどのように行なえばよいかを具体的に示すことは一般に困難である.
肝障害の存在は,手術侵襲に大きなハンディキヤップをつくることは明らかであるが,肝機能は極めて多岐に亘つており,また,肝の代償能力も大きいので,手術に際してその耐容力を予め正確に察知することはかなり困難である.
老年者は一般に,生体に生じた変化への対応性が鈍くなつているので,老人の肝障害者に対しては特に慎重な心構えが必要と思われるが,その間の配慮をどのように行なえばよいかを具体的に示すことは一般に困難である.
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