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文献詳細

雑誌文献

臨床外科33巻8号

1978年08月発行

文献概要

臨床報告

乳癌根治手術18年後の脊髄硬膜内髄外転移巣の1例

著者: 片山容一1 東裕文1 後藤利和1 菅原武仁1 坪川孝志1 森安信雄1

所属機関: 1日本大学医学部脳神経外科

ページ範囲:P.1193 - P.1196

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はじめに
 脊髄の転移性腫瘍は,全脊髄腫瘍中約30%を占める.しかしその大部分が,まず脊椎ないし傍脊柱組織に転移し,その進展によつて脊髄硬膜外腫瘍としての性質を示してくるものであり,硬膜内に浸潤・発育することは稀である.私どもは,乳癌根治手術18年後に脊髄症状が出現し,補助検査により硬膜内髄外腫瘍を確認,その摘出によつて神経症状の著しい改善をみた転移性脊髄腫瘍の1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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