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文献詳細

雑誌文献

臨床外科33巻9号

1978年09月発行

グラフ 外科医のためのX線診断学・9

上部消化管造影—胃癌

著者: 五十嵐勤1 福原捷雄1 渡部重雄1 寺内紀男1

所属機関: 1福島医科大学第2内科

ページ範囲:P.1217 - P.1223

文献概要

 胃ルーチンX線検査のみつけだし診断能は,病変の病型と部位にかなり影響される.例えば,同じ大きさのIIc型早期胃癌では,粘膜ひだ集中があるものより,ないほうがめんどうである.また部位では,前壁と胃体上部とくに大彎側の病変はめんどうである.
 現在のルーチンX線検査は,表面型早期胃癌(IIa,IIc)では,10mm位の小さなものまでひろい上げることが目標となつている.にもかかわらず,もつと大きな病変が,みのがされかかつたりする.進行胃癌では,小さなBorrmann II型である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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