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特集 食道癌手術の近況
胸部上・中部食道癌の手術
著者: 鍋谷欣市1 小野澤君夫1
所属機関: 1杏林大学医学部第2外科
ページ範囲:P.1231 - P.1237
文献購入ページに移動はじめに
最近の外科学の進歩により,胸部上・中部食道癌の手術成績は格段の改善がみられる.
その手術術式,特に再建術式には幾つかの方法があり,術者によつても異なるが,また同一術者でも癌の進行度,併存疾患の有無により異なる術式を採用している.術式の選択にあたつては,術前検査所見と手術所見とを総合して合理的にのぞむべきであると考えている.以下,術式の選定に際してのわれわれの考えと,日常行なつている標準的な術式について,とくに再建術式を中心に述べてみたい.
最近の外科学の進歩により,胸部上・中部食道癌の手術成績は格段の改善がみられる.
その手術術式,特に再建術式には幾つかの方法があり,術者によつても異なるが,また同一術者でも癌の進行度,併存疾患の有無により異なる術式を採用している.術式の選択にあたつては,術前検査所見と手術所見とを総合して合理的にのぞむべきであると考えている.以下,術式の選定に際してのわれわれの考えと,日常行なつている標準的な術式について,とくに再建術式を中心に述べてみたい.
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