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文献詳細

雑誌文献

臨床外科33巻9号

1978年09月発行

特集 食道癌手術の近況

食道癌術後管理のポイント

著者: 森昌造1 葛西森夫1

所属機関: 1東北大学医学部第2外科

ページ範囲:P.1279 - P.1285

文献概要

はじめに
 かつて食道癌手術の直接死亡率は20〜30%程度の高率であり,また遠隔成績も良好とはいい難く,消化器癌の外科治療のうちでは最も困難なものの一つとされていた.近年,手術手技や術前術後管理の進歩によつて,国内の主な施設での直接死亡率は10%以下となり,5年遠隔成績も20%以上と著しい向上が認められてはいるものの,なお治療上の多くの困難性を含んでいる領域である.本稿では,われわれが通常行なつている手術に近接する術後管理の方法をのべると共に,若干の問題点について考察を加えることにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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