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文献詳細

雑誌文献

臨床外科34巻1号

1979年01月発行

特集 ショックをめぐる新しい話題

Swan Ganzカテーテルの応用

著者: 元木良一1 井上仁1 松井隆夫1

所属機関: 1福島医科大学第1外科

ページ範囲:P.63 - P.70

文献概要

はじめに
 循環系の状態を知る上で右心カテーテル法は極めて有力な手段であるが,従来は重症患者の術前術後に施行することなどは思いもよらぬことであり,また心内にカテーテルを数日間であつても留置しておくことも常識では考えられぬことであつた.
 一般外科医にとつて長い間の夢であつたこうした検査がSwanら1)の開発したflow directed catheterを用いれば簡単に実施できるようになり,著者の教室では各種外科疾患患者200余例にいて測定した成績を報告2-5)してきたが,開心術,食道癌手術は胸部外科学会,ショック,術後合併症などは外科学会あるいは救急医学会などを中心に発表してきた.その間,会場での質問やご批判も少なくなかつたが,著者はこのカテーテルを有効に使うならば,患者管理の上で利すること大であると信じている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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