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文献詳細

雑誌文献

臨床外科34巻10号

1979年10月発行

特集 急性胆嚢炎の治療

手術のタイミング—私はこう考える

内科の立場から—特に超音波診断を中心として

著者: 唐沢英偉1 三木亮1 上野高次1 土屋幸浩2 税所宏光2 大野孝則2 大藤正雄2

所属機関: 1国立横浜東病院内科 2千葉大学医学部第1内科

ページ範囲:P.1519 - P.1524

文献概要

はじめに
 急性胆嚢炎は,胆嚢管における胆汁の通過障害によりひき起こされ,原因の大多数は胆石によるものである.その他の原因として胆嚢の軸捻転,他の疾患に起因した炎症性変化やアレルギー性のものなどがあげられる.感染は急性胆嚢炎の成立に二次的に関与しているとされるが,胆嚢蓄膿や壊疽性胆嚢炎のように特殊な胆嚢炎やさらに穿孔などをひき起こし,胆汁性腹膜炎のような重篤な状態におちいることもある.
 急性胆嚢炎の治療を保存的に行なうか,あるいは早期手術に踏み切るかについては,議論の分かれるところである1-3)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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