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文献詳細

雑誌文献

臨床外科34巻10号

1979年10月発行

臨床報告

残胃に発生したⅠ型早期胃癌の1例

著者: 前田淳1 井口孝伯1 飯田龍一1 朝戸末男2 糟谷忍2 草野佐2 御子柴幸男2

所属機関: 1社会保険山梨病院内科 2社会保険山梨病院外科

ページ範囲:P.1611 - P.1614

文献概要

はじめに
 胃切除術や胃腸吻合術後に残胃や吻合部に癌が発生したという報告はすでに1926年にSchwarz1),Beatson2)らにより報告されている.一方,本邦においても犬塚3),村上4)らの報告以降,残胃癌の報告がなされているが,近年の診断技術の進歩にもかかわらず進行癌の状態で発見されることが多く,残胃の早期胃癌はきわめて稀である.
 今回,われわれは胃潰瘍手術後11年7ヵ月目に残胃に発生したⅠ型早期胃癌の症例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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