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臨床報告
十二指腸脂肪腫の1例
著者: 友田信之1 中島一博1 中村徹1 松永章1 小西昌三1 富田直昭2 神谷雄二2 中村康寛3 中山和道4
所属機関: 1佐世保共済病院外科 2佐世保共済病院放射線科 3久留米大学医学部第2病理 4久留米大学医学部第2外科
ページ範囲:P.1625 - P.1628
文献購入ページに移動十二指腸良性腫瘍は比較的まれな疾患とされているが,近年,X線的には低緊張性十二指腸造影,内視鏡的には十二指腸ファイバースコープの普及により,症例報告も増加の傾向がうかがえる.
しかし,病理組織型では,いわゆるBrunner腺腺腫の占める割合が多く,次いで腺腫,平滑筋腫,カルチノイドなどであり,脂肪腫の報告例はきわめて少なく,本邦では自験例も含めて7例にすぎない1-6).
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