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文献詳細

雑誌文献

臨床外科34巻11号

1979年11月発行

文献概要

特集 熱傷治療のトピックス 熱傷ショック期の治療

新しい輸液療法;HLSとGIK

著者: 島崎修次1 小林久2 吉岡敏治2 杉本侃2

所属機関: 1筑波大学医学専門学群臨床医学系救急部 2大阪大学医学部特殊救急部

ページ範囲:P.1657 - P.1664

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はじめに
 広範囲熱傷のショック離脱の輸液は,血漿成分の体内・外への喪失による機能的細胞外液量(func—tional extracellular fluid volume,f-ECFV)の減少を補うことが中心となる.
 この不足した細胞外液を補うため輸液が行なわれるが,輸液をすればするほど全身の浮腫は増強し,しかもf-ECFVがなお減少している事態となっている.この浮腫は生体にとつて少なくとも次の2点で重要な脅威となる1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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