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特集 熱傷治療のトピックス 熱傷ショック期の治療
新しい輸液療法;HLSとGIK
著者: 島崎修次1 小林久2 吉岡敏治2 杉本侃2
所属機関: 1筑波大学医学専門学群臨床医学系救急部 2大阪大学医学部特殊救急部
ページ範囲:P.1657 - P.1664
文献購入ページに移動広範囲熱傷のショック離脱の輸液は,血漿成分の体内・外への喪失による機能的細胞外液量(func—tional extracellular fluid volume,f-ECFV)の減少を補うことが中心となる.
この不足した細胞外液を補うため輸液が行なわれるが,輸液をすればするほど全身の浮腫は増強し,しかもf-ECFVがなお減少している事態となっている.この浮腫は生体にとつて少なくとも次の2点で重要な脅威となる1).
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