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文献概要
特集 熱傷治療のトピックス 熱傷の局所療法
Biological Dressingと人工皮膚
著者: 難波雄哉1
所属機関: 1長崎大学医学部形成外科
ページ範囲:P.1679 - P.1685
文献購入ページに移動はじめに
皮膚は生体防御にとつて欠くことのできない器官であり,広範囲にこれが失われることは,それだけで致命的な侵襲である.したがつて,失われた皮膚を代償するためのdressing材料についての工夫は古くから行なわれてきたが,広範囲な皮膚欠損創が問題になるのは,主として熱傷の場合であり,一時的にもせよ,dressingに失われた皮膚の代償効果を期待することになる.
本稿では,現在用いられているdressing材料をbiological dressingと人工皮膚に分けてのべる.
皮膚は生体防御にとつて欠くことのできない器官であり,広範囲にこれが失われることは,それだけで致命的な侵襲である.したがつて,失われた皮膚を代償するためのdressing材料についての工夫は古くから行なわれてきたが,広範囲な皮膚欠損創が問題になるのは,主として熱傷の場合であり,一時的にもせよ,dressingに失われた皮膚の代償効果を期待することになる.
本稿では,現在用いられているdressing材料をbiological dressingと人工皮膚に分けてのべる.
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