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文献詳細

雑誌文献

臨床外科34巻11号

1979年11月発行

特集 熱傷治療のトピックス

熱傷の局所療法

植皮のタイミングと実際

著者: 井沢洋平1 青山久1

所属機関: 1社会保険中京病院形成外科

ページ範囲:P.1687 - P.1692

文献概要

はじめに
 当科に熱傷センターが併設されて,熱傷患者が沢山集るようになつてからつくづく思うことは,いかに多くのものがただ保存的局所治療に終始し,とりかえしのつかない状態になつているかということである.このことは,熱傷治療における植皮の重要性が十分認識されていないだけでなく,植皮術という手技そのものが,大変むずかしく考えられていることも重要な側面ではないかと思われる.
 わが国には熱傷患者発生数に対する正確な統計がないが,米国における年間発生数の約223万人,133万人以上が医療施設を訪れているという統計1)より推定すると,わが国にも年間100万程度の発生があり,5〜60万人が医療施設を訪れていると考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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