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手術手技
癒着性腸閉塞症に対するわれわれのNoble術式変法
著者: 小林真佐夫1 松川泰廣1 山口孝之1 倉科彰夫1 増田和人1 倉塚均1
所属機関: 1島根県立中央病院外科
ページ範囲:P.1751 - P.1756
文献購入ページに移動癒着性イレウスに対する治療法は古くて新しい問題であり,その治療に依然として外科医は日常苦労を重ねているのが現状であろう.手術療法としても,腸管剥離はどの程度まで行なうのか.腸管剥離後はそのまま腹腔内へ腸管を還納するのか,あるいは,intestinal splinting法を採用するのか,あるいは,Noble変法を採用するのか議論の多いところである.
われわれは過去の苦い経験から,1969年以降現在に至るまで,後述するような田北変法を簡素化したNoble術式変法を,その適応を厳格にし,22症例に施行し,術後癒着性イレウス再発例はなく,良好な結果を得ているので報告する.
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