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臨床報告
膝窩動脈破裂を伴つた膝窩動脈外膜嚢胞の1例
著者: 西沢直1 鈴木一郎1 松沢邦夫1
所属機関: 1国立千葉病院外科
ページ範囲:P.1757 - P.1760
文献購入ページに移動下肢の動脈閉塞症による間歇性跛行はBuerger病や動脈硬化性が主なものであるが,最近本症を呈する疾患の一つとして,外国では1954年Ejrup及びHiertonnによりCystic adventitial degeneration of the po—pliteal arteryとして初めて報告1)され,本邦では1960年石川らにより報告2)されて以来,本疾患は極めて稀なものであるが,注目されている.
われわれは最近内膜破裂を伴つた本症を経験し,著者らが調べ得た文献では本症の内膜破裂合併症は本邦第1例と思われるのでここに報告する.
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