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文献詳細

雑誌文献

臨床外科34巻12号

1979年12月発行

文献概要

特集 噴門部癌の特性と外科治療 手術術式の選択

到達法をどうするか:胸骨縦切開

著者: 片柳照雄1 粟根康行1 北村正次1 伊藤一二1 昌子正実2

所属機関: 1東京都立駒込病院外科 2東京都立駒込病院病理学科

ページ範囲:P.1821 - P.1827

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はじめに
 胃癌の食道浸潤例に対してわれわれは進展距離,肉眼型(限局型か浸潤型か),組織型(分化度)等を参考にしてアプローチの選択,即ち胸骨縦切開法と開胸法のいずれを選ぶかを決定している.今回のテーマである"噴門部癌の手術術式の選択—approachをどうするか:胸骨縦切開法—"について本到達法施行症例45例の経験に基づき,本法の適応,術式,成績について見解を述べたい.なお,われわれは胸骨縦切開および横隔膜切開により後縦隔にアプローチしているので,"胸骨縦切開,経縦隔法"を正式の呼称と考えているが,本稿では胸骨縦切開法と略称する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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