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特集 外科とエコー
肝・胆道—高速断層像
著者: 坂口正剛1 尾崎俊彦1 市田文弘1
所属機関: 1新潟大学医学部第三内科
ページ範囲:P.205 - P.213
文献購入ページに移動超音波の医学的応用は1942年,脳疾患への適応をDussikが報告1)したことにその端を発している.胆石診断は1949年Leudwigにより始められたと言われており,肝疾患への応用は1952年Howry & Blissにより報告2)された.このように比較的その歴史の浅い超音波検査法は,装置の改良,ことにここ2〜3年来のリニア電子走査方式の開発3)により,医学的応用が加速的に促進されている.
電子走査方式は高速走査方式の一種であり,接触複合走査法の静止画像と異なり,実時間表示すなわち活動画像が得られるところに特徴がある.
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