icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科34巻2号

1979年02月発行

臨床研究

術後急性胆嚢炎—本邦報告42例の検討

著者: 劉崇正1 田紀克1 奥山和明1 田辺政裕1 山崎義和1 林良輔1 陳文夫1 吉永雅俊2 佐々木守3

所属機関: 1成東病院外科 2両総胃腸科外科 3佐々木病院

ページ範囲:P.265 - P.268

文献概要

はじめに
 術後急性胆嚢炎はその頻度は少ないが,しばしば重篤な経過をとり予後不良となる例が多く,注意すべき術後合併症として最近注目されてきている.しかもこの胆嚢炎は無石の事が多く進行が速く,壊疽性から穿孔性となり,また手術時胆嚢に異常がないため,かえつて手術時期を失し予後不良となる例が多い.一般の胆石症に伴う胆嚢炎とは異なる性質を持つものである.著者らは3例の術後急性胆嚢炎を経験したので,本症の特長について報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら