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臨床研究
術後急性胆嚢炎—本邦報告42例の検討
著者: 劉崇正1 田紀克1 奥山和明1 田辺政裕1 山崎義和1 林良輔1 陳文夫1 吉永雅俊2 佐々木守3
所属機関: 1成東病院外科 2両総胃腸科外科 3佐々木病院
ページ範囲:P.265 - P.268
文献購入ページに移動術後急性胆嚢炎はその頻度は少ないが,しばしば重篤な経過をとり予後不良となる例が多く,注意すべき術後合併症として最近注目されてきている.しかもこの胆嚢炎は無石の事が多く進行が速く,壊疽性から穿孔性となり,また手術時胆嚢に異常がないため,かえつて手術時期を失し予後不良となる例が多い.一般の胆石症に伴う胆嚢炎とは異なる性質を持つものである.著者らは3例の術後急性胆嚢炎を経験したので,本症の特長について報告する.
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