文献詳細
文献概要
カラーグラフ 内視鏡的色素シリーズ・2
食道炎—トルイジンブルー・ヨード二重染色法を用いた食道ビラン潰瘍性病変の診断
著者: 吉田操1 林恒男1 遠藤光夫1
所属機関: 1東京女子医科大学消化器病センター
ページ範囲:P.306 - P.307
文献購入ページに移動二重染色Ⅰ型 肉眼的には浅い小ビランで白苔はうすい.染色するとT.B.は中央に濃くビラン辺縁部にうすい.周囲の粘膜はヨードで良く染る.ビラン辺縁部は青染と同時にヨードにも染色を示す(図①)).生検組織では,ビラン辺縁部で上皮が一部残存するが中央では肉組芽織が露出している.好中球をはじめ炎症性細胞浸潤も強い.高度の食道炎である.
掲載誌情報