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特集 成分輸血 血液成分の調製
血液成分の保存
著者: 湯浅晋治1
所属機関: 1順天堂大学医学部消化器外科,輸血部
ページ範囲:P.367 - P.375
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輸血用血液といえば今迄保存血の全血輸血が全盛であつたが,最近は血液を各成分に分離して輸血する成分輸血へと進んできた.それに伴い血液の保存も有効期限の短い液状の保存から,血液成分を凍結することにより単に有効期間の延長を計るのみでなく成分の新鮮さ即ち機能を損うことのない凍結保存が行なわれるようになつてきた.
ここでは,これらの保存法や保存上の問題点,利点などについて述べる.
輸血用血液といえば今迄保存血の全血輸血が全盛であつたが,最近は血液を各成分に分離して輸血する成分輸血へと進んできた.それに伴い血液の保存も有効期限の短い液状の保存から,血液成分を凍結することにより単に有効期間の延長を計るのみでなく成分の新鮮さ即ち機能を損うことのない凍結保存が行なわれるようになつてきた.
ここでは,これらの保存法や保存上の問題点,利点などについて述べる.
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