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文献詳細

雑誌文献

臨床外科34巻4号

1979年04月発行

カラーグラフ 内視鏡的色素シリーズ・3

胃癌

著者: 鈴木茂1 村上平1 橋本忠美1 長谷川利弘1 川田彰得1 鈴木博孝1 榊原宣1 遠藤光夫1

所属機関: 1東京女了医科大学消化器病センター

ページ範囲:P.446 - P.447

文献概要

 胃癌内視鏡診断の補助診断手技として色素を用いる方法はすでに古く,多くの業績がみられるが,ここでは最近著しい発展を遂げてきたメチレンブルー染色法による胃癌診断について写真を中心に解説する.
 手技はメチレンブルー150mgを封入したカプセルを蛋白分解酵素溶液(プロクターゼ200mg+ガスコン10倍稀釈液30ml)で内視鏡施行2時間半から3時間前に服用させる.最初10分は臥位で時々体位を変換させ,その後内視鏡施行15分前まで自由にさせる.15分前より右側臥位として胃内に貯留せる色素液の排出を促進せしめ,通常の前処置で内視鏡を挿入する.なお,腸上皮化生や小腸粘膜の染色にはこのような準備は必要でなく直接に直視下にメチレンブルー液を撒布すればよい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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