文献詳細
カラーグラフ 内視鏡的色素シリーズ・3
胃癌
著者: 鈴木茂1 村上平1 橋本忠美1 長谷川利弘1 川田彰得1 鈴木博孝1 榊原宣1 遠藤光夫1
所属機関: 1東京女了医科大学消化器病センター
ページ範囲:P.446 - P.447
文献概要
手技はメチレンブルー150mgを封入したカプセルを蛋白分解酵素溶液(プロクターゼ200mg+ガスコン10倍稀釈液30ml)で内視鏡施行2時間半から3時間前に服用させる.最初10分は臥位で時々体位を変換させ,その後内視鏡施行15分前まで自由にさせる.15分前より右側臥位として胃内に貯留せる色素液の排出を促進せしめ,通常の前処置で内視鏡を挿入する.なお,腸上皮化生や小腸粘膜の染色にはこのような準備は必要でなく直接に直視下にメチレンブルー液を撒布すればよい.
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