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文献詳細

雑誌文献

臨床外科34巻6号

1979年06月発行

文献概要

特集 これだけは知っておきたい手術の適応とタイミング—注意したい疾患45

逆流性食道炎

著者: 籏福哲彦1

所属機関: 1岩手医科大学第1外科

ページ範囲:P.789 - P.792

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■なぜ内科治療とのControversyになるか
 一口に逆流性食道炎といつても,その成因は極めて多岐にわたるため一律に論ずることは容易でない.逆流性食道炎の成因を強いて2つに分けるとすれば,疾患自体によるものと術後のそれに分けることができよう(表1).
 疾患自体によるものとしては滑脱型の食道裂孔ヘルニアが第一に挙げられる.本症の手術適応として,逆流症状や狭窄を中心とした自覚愁訴の強い場合,および他覚的検査で逆流が著明であり,かつ,食道ファイバーによつて高度の食道炎が認められる場合は文句なく手術の適応とされて然るべきであろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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