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特集 これだけは知っておきたい手術の適応とタイミング—注意したい疾患45
—いま,内科では—十二指腸潰瘍
著者: 西沢護1
所属機関: 1東京都がん検診センター
ページ範囲:P.837 - P.839
文献購入ページに移動消化性潰瘍に対する外科と内科の論争点
消化性潰瘍に対する外科と内科の論争点の最たるものは,長尾論文にも述べられているように手術適応の見解の相違にあるといつてよい.
内科側は,症状がひどくならないと患者が手術をしたがらないという心情的なものを含めて,生命に危険がなく日常生活をいとなめるものなら,なるべく内科的に治療しようと思うし,外科側からみれば,手術予後の成績などから内科側の手術時期のおくれを不満とする.
消化性潰瘍に対する外科と内科の論争点の最たるものは,長尾論文にも述べられているように手術適応の見解の相違にあるといつてよい.
内科側は,症状がひどくならないと患者が手術をしたがらないという心情的なものを含めて,生命に危険がなく日常生活をいとなめるものなら,なるべく内科的に治療しようと思うし,外科側からみれば,手術予後の成績などから内科側の手術時期のおくれを不満とする.
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