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文献詳細

雑誌文献

臨床外科34巻7号

1979年07月発行

特集 Crohn病とその辺縁疾患

経過からみた治療の選択

内科の立場から

著者: 渡辺晃1 樋渡信夫1

所属機関: 1東北大学医学部第3内科

ページ範囲:P.1117 - P.1125

文献概要

はじめに
 クローン病の経過に応じての治療の選択について述べるにあたつて,ここでは最初に最近の知見を中心にクローン病の内科的療法,外科的療法の適応,および経過と予後について要約し,つぎに自験例2例を呈示しながら若干の考察を加えることにする.なお,腸結核との鑑別が困難な患者に対してはあらかじめ2〜3カ月間抗結核療法を施行して,それが無効であることを確認しておくだけの配慮が必要であろう.これは,欧米とは異なり,わが国にはクローン病との鑑別の困難な腸結核症例がなおかなり存在すると考えられるからである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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