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文献詳細

雑誌文献

臨床外科34巻7号

1979年07月発行

特集 Crohn病とその辺縁疾患

経過からみた治療の選択

外科の立場から

著者: 村上哲之1 久保園善堂1 渡部修一1 大久保英宇1 今充2 大内清太1

所属機関: 1弘前大学医学部第2外科 2弘前大学教育学部

ページ範囲:P.1127 - P.1133

文献概要

はじめに
 Crohn病は1932年Crohnら1)によつてregio—nal ileitisとして報告されて以来注目され,以後Crohn病の概念は諸家の知見の集積とあいまつて修正や補充が加えられてきている.現在では口から肛門管にいたる腸管のいかなる部位にも発症する1つのentityとして認められている.
 欧米においてはCrohn病の発生頻度が高く,良性疾患にもかかわらず合併症は多岐にわたつて発生し,治療は困難で,しかも外科的に病巣を切除しても術後再発が多く,多方面にわたつて検討がなされている.しかしながら病因は不明で,確固たる治療方針が確立されていないのが現状といえよう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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