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特集 Crohn病とその辺縁疾患 経過からみた治療の選択
外科の立場から;教室手術症例の検討
著者: 吉雄敏文1 柳田謙蔵1 大谷忠久1 片山圭男1 伊藤三則1
所属機関: 1東邦大学医学部第1外科
ページ範囲:P.1135 - P.1142
文献購入ページに移動消化器疾患の中でもまだ未解決な問題点の多いCrohn病に対する関心が高まり,最近数年間,本疾患の臨床像に関する報告が増加してきた.それらによりわが国における本症の特徴が欧米例などと比較検討され,次第に明らかにされつつある.
しかしなお実際の症例の診断,治療に当面すると,迷うことばかりが多いというのが現在の実情ではなかろうかと想像される.当教室症例は多くはないが,各症例それぞれに問題点があり,ふり返つて検討してみると反省すべき点を多く見出し得る.治療の選択を述べるような症例の経験も少なく,その資格はないと思うが,今後の治療方針のたて方の参考のために,ご批判を覚悟して記述してみたい.
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