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特集 手術と抗生物質 手術と抗生物質の処方
小児外科手術後感染症
著者: 石井哲也1 横山隆1
所属機関: 1広島大学医学部第1外科
ページ範囲:P.1369 - P.1375
文献購入ページに移動はじめに
近年の小児外科の著しい発展は,術前,術後管理及び麻酔の進歩,手術術式の向上等に負うところが大であるが,一方では抗生剤を中心とする術後感染予防,ならびに治療に対する認識の向上も大きな役割を果たしている.しかしながら,感染抵抗性の弱い幼若小児において重篤な術後感染は決して稀ではなく,抗生剤使用に起因する耐性菌,殊にグラム陰性桿菌による感染症の増加は,その治療を困難とする場合も多く,適切な抗生剤の選択,投与量,投与方法の確立が必要である.
抗生剤の選択において,小児では感染進展の速度,形式が成人と異なるばかりでなく,抗生剤の吸収,排泄,副作用の発現に差異があり,小児の特殊性を十分認識することが必要である.
近年の小児外科の著しい発展は,術前,術後管理及び麻酔の進歩,手術術式の向上等に負うところが大であるが,一方では抗生剤を中心とする術後感染予防,ならびに治療に対する認識の向上も大きな役割を果たしている.しかしながら,感染抵抗性の弱い幼若小児において重篤な術後感染は決して稀ではなく,抗生剤使用に起因する耐性菌,殊にグラム陰性桿菌による感染症の増加は,その治療を困難とする場合も多く,適切な抗生剤の選択,投与量,投与方法の確立が必要である.
抗生剤の選択において,小児では感染進展の速度,形式が成人と異なるばかりでなく,抗生剤の吸収,排泄,副作用の発現に差異があり,小児の特殊性を十分認識することが必要である.
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