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文献詳細

雑誌文献

臨床外科35巻1号

1980年01月発行

特集 遺残胆石

機械的摘出の実際

著者: 山川達郎1

所属機関: 1帝京大学医学部第1外科

ページ範囲:P.33 - P.41

文献概要

はじめに
 胆道手術後,しばしば遭遇する遺残結石の問題は,最近のERCP,PTCといつた術前検査法や術中のX線および内視鏡検査の進歩した現在でも,なお大きな問題としてとりあげられ,その予防と治療には色々な工夫がなされてきた.
 遺残結石の中には,T-tubeなどが挿入されている比較的早期に発見される場合と,T-tubeなどが挿入されておらず,あるいはT-tube抜去後,ある期間を経て発見される再発結石とも鑑別を要するものが存在する.このような遺残結石に対処する方法として,従来は再手術する以外に適確な方法がなかつたのであるが,最近は溶解剤の開発あるいは機械的摘出術などの進歩により,非観血的にこの問題を解決することが容易となり,かつ安定した好結果が報告されるようになつた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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