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文献詳細

雑誌文献

臨床外科35巻1号

1980年01月発行

臨床報告

肝門部胆管が閉鎖し,右副肝管が十二指腸へ開口する胆管奇形の1治験例

著者: 高崎英巳1 竜崇正1 佐藤博1

所属機関: 1千葉大学医学部第2外科

ページ範囲:P.99 - P.103

文献概要

はじめに
 従来,胆道系の奇形は小児に多く報告されていたが,近年,DIC,PTC,超音波検査などの診断技術の向上で,成人においても比較的高頻度に胆道系の奇形が報告されるようになつてきている.しかし,その報告例のほとんどは総胆管拡張症であり,その他の奇形の報告例は少ない.われわれは最近,肝門部胆管の閉鎖と,胆嚢欠損を伴い,右副肝管が十二指腸へ開口する極めて稀な1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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