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文献詳細

雑誌文献

臨床外科35巻10号

1980年10月発行

文献概要

臨床研究

乳腺Paget病10例の検討

著者: 外間章1 正義之1 仲松栄1 名嘉真武男2 国吉光雄2 野原雄介3

所属機関: 1琉球大学保健学部附属病院第1外科 2琉球大学保健学部附属病院皮膚科 3琉球大学保健学部附属病院中検病理

ページ範囲:P.1464 - P.1468

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はじめに
 乳房乳頭の湿疹性病変を伴い,乳頭表皮内に特異な明るい大型のPaget細胞がみられる乳腺Paget病の頻度は全乳癌の1.2〜3.2%1),4.3%11)である.われわれの施設において1972年8月より1979年8月までの7年間に90例の乳癌症例があり,その中で10例のPaget病を経験した.すなわち全乳癌の11.1%にあたり,これは他の施設の報告に比して高率である.これら10例について述べ,文献的考察を加えたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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