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文献詳細

雑誌文献

臨床外科35巻11号

1980年11月発行

文献概要

臨床研究

Aorto-Iliac Occlusive Diseaseに対する血行再建術式の検討

著者: 児玉好史1 神代龍之介1 松元輝夫1

所属機関: 1ハーネマン医科大学外科

ページ範囲:P.1585 - P.1592

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はじめに
 大動脈-腸骨動脈領域の閉塞性粥状動脈硬化症の病変は,分節的分布を示すのが特徴的で,腎動脈より上部の大動脈には稀であるが,腹部大動脈終末部,総腸骨動脈,外傷骨動脈に頻発し,また大腿動脈にも病変が波及していることが多い.また大動脈,腸骨動脈,下肢の動脈にしばしば動脈瘤を形成し,さらに冠状動脈,脳動脈の粥状硬化症を併発していることも多い.本論では,いわゆるaortoiliac occlusive diseaseに対するわれわれの血行再建術の経験を合併病変,全身状態などのリスク因子および血行動態の面から分析検討し,臨床上有益な知見を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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