icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科35巻11号

1980年11月発行

臨床研究

Dermoid tumorの特徴的超音波断層像

著者: 山口宗之1 竹内節夫1 佐々木忠2 新藤健2 渡辺肇3 川田典子4

所属機関: 1東邦大学医学部第2外科 2東邦大学医学部第1外科 3東邦大学医学部産婦人科 4東邦大学医学部超音波検査室

ページ範囲:P.1593 - P.1597

文献概要

はじめに
 Dermoid tumorの超音波断層像は多種多様の像を呈することは一般に知られている1,2).そしてそれらはcystic,solid,mixed patternを呈する腫瘍である.腫瘍内にはDermoid tumorの特有な毛髪塊,脂肪様物質を容れていることが多く,それらの超音波断層像は複雑かつ特徴的である3,4).従つて超音波断層像上,Dermoid tumorと悪性腫瘍の鑑別診断は非常に難しくまた重要な問題である5,6)
 本稿は最近経験したDermid tumorの特徴的断層像を呈した症例を示説し,さらにわれわれは実験的に脂肪性物質を容れたballoonを作製し,そのX線写真および超音波断層像を検討したので加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら