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文献詳細

雑誌文献

臨床外科35巻12号

1980年12月発行

文献概要

Emergency care—Principles & Practice・15

意識障害—その診断へのアプローチ

著者: 寺本成美1

所属機関: 1国立長崎中央病院救命救急センター

ページ範囲:P.1725 - P.1732

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すばやい診断と処置を要する意識障害
 プライマリ・ケアにおける脳神経外科的疾患では,すばやく診断し,適切な補助診断法の選択,すばやい処置(手術)を必要とする.脳神経外科に特有な病態のなかで意識障害や重積痙攣は,その原因の究明に緊急を要する場合が多い.もちろん脳神経外科的診察の基本は神経学の原則に基づき,神経学的異常所見を的確に拾い出し神経系における病巣の局在を決定することであるが,脳神経外科領域のプライマリ・ケアにおいては,"すばやい診断"と"適切な補助診断法の選択"ついで"救急処置"が要求される.従つて従来の神経学の教科書的な診断法と異なつた機能的流動的な方法が必要である.そこで図1にCT-Scan検査を含めた新しい診断の流れを図で示す.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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