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文献詳細

雑誌文献

臨床外科35巻12号

1980年12月発行

文献概要

臨床研究

食道84憩室の形態分類に関する研究

著者: 熊本吉一1 城島標雄1 富田康彦1 天野富薫1 後藤久1 小泉博義1 五島英迪1 金正出2 有田英二3 青木誠孝4 金井武彦4

所属機関: 1横浜市立大学医学部第1外科 2神奈川県立成人病センター外科 3横浜南共済病院外科 4神奈川県予防医学協会中央診療所

ページ範囲:P.1741 - P.1747

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はじめに
 食道憩室は特殊な場合を除き,自覚症状も少なく,合併病変もまれであり,また消化管のレントゲン検査の際,偶然に発見されることが多い.本症の発生部位は欧米では咽頭食道に多いとされるが,本邦集計例ではむしろ中部下部食道に発生する場合が多いとされている.またその型分類,成因に関しても未解決の問題を残している.そこで筆者らは84憩室を対象に食道造影,食道内視鏡検査という食道憩室の静的観察に,さらに食道シネ造影をポラロイドカメラを用いて分析をおこなう新しい方法で動的観察を加え,若干の知見を得たのでその成績を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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