icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科35巻12号

1980年12月発行

文献概要

臨床研究

Im領域食道癌の血管造影

著者: 古寺研一1 湯浅祐二1 平松京一1 安藤暢敏2 掛川暉夫3

所属機関: 1慶応義塾大学医学部放射線診断部 2慶応義塾大学医学部外科 3久留米大学医学部第1外科

ページ範囲:P.1761 - P.1767

文献購入ページに移動
はじめに
 現在一般に行なわれている食道の検査法である食道造影や内視鏡検査などは,あくまでも食道の内腔の変化を診断する手段であり,食道癌の外側方向への進展の程度(深達度)は,食道内腔の変化から間接的に推測しているにすぎない.しかし,食道癌の深達度を正確に診断することは,治療方針の決定や予後の推定のために非常に重要であり,食道癌の外側方向への進展を直接所見としてとらえるための1方法として血管造影が行なわれるようになつてきている.われわれは,1974年6月から1980年5月までの6年間に血管造影を施行し,手術などによつて深達度の確認されたIm領域食道癌68例について,血管造影所見と深達度の相関について検討を加えたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら