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文献詳細

雑誌文献

臨床外科35巻12号

1980年12月発行

文献概要

臨床報告

残胃悪性リンパ腫の1例

著者: 須藤峻章1 白羽誠1 河村正生1 陳世澤1 梅村博也1 久山健1 橋本重夫2

所属機関: 1近畿大学医学部第2外科 2近畿大学医学部第2病理

ページ範囲:P.1769 - P.1772

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はじめに
 胃に発生する悪性腫瘍の大多数は胃癌であり,肉腫は1〜2%1)であるといわれている.胃良性疾患にて胃切除後,残胃に発生した癌については,欧米では,Sch—warz2)以来数百例以上の集計がなされており,本邦においても,松尾3)以来100例以上の報告がみられるが4),胃良性疾患にて,胃切除後,残胃に原発した非上皮性悪性腫瘍の報告は,本邦では9例をみるにすぎない.最近私達は,十二指腸潰瘍にて胃切除後16年に,残胃に原発した悪性リンパ腫の1例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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