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臨床研究
手術と下垂体—性腺系—特にLH-Testosterone系の反応とその機序について
著者: 中島篤巳1 田中英之1 越山健二郎1 魚住徹2 門田康正3 青野敏博4 水谷修太郎5 松本圭史6
所属機関: 1国立刀根山病院外科 2広島大学医学部脳神経外科 3大阪大学医学部第1外科 4大阪大学医学部産婦人科 5大阪大学医学部泌尿器科 6大阪大学医学部癌研腫瘍代謝部門
ページ範囲:P.245 - P.251
文献購入ページに移動近年における術中術後の患者管理の進歩にはめざましいものがみられるが,まだ消極的な面も多々存在する.これは手術時の病態,特に生化学的アプローチに未開拓な点が多いことも大きな原因の一つである.内分泌腺の手術時における反応は,一般に性腺以外は分泌量の増加傾向を示すが,この手術侵襲には種々のファクターが複雑に入り組んでおり,その解明は困難を極めている.いずれにせよ,術中術後における内分泌腺の反応は患者の正常な回復にとつて非常に重要な役割を演じているということは疑いもない事実である.本稿では下垂体—性腺系,特にLuteinizing hormone(LH)-Testosterone系の手術時における反応とそのメカニズムについて一つの結論を得たので紹介する.
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