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文献詳細

雑誌文献

臨床外科35巻2号

1980年02月発行

臨床報告

4年4ヵ月を経過した超遅発性脾破裂の1例

著者: 中文彦1 山田靖幸1

所属機関: 1河北中央病院外科

ページ範囲:P.265 - P.267

文献概要

はじめに
 外傷後の遅発性脾破裂の本邦報告例は本例を入れて24例を数えるのみで1-3)欧米におけると同様に4,5)非常に珍しいが,一旦本症と診断されれば緊急手術を要することはいうまでもなく6),腹部外傷直後から本症を念頭におき積極的な検索が必要とされている4,5).多くの場合には受傷から破裂までの期間は長くても100日程度であるが,今回われわれは受傷後4年4ヵ月という長期間の後にほぼ自然に破裂した特に珍しい症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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