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文献詳細

雑誌文献

臨床外科35巻4号

1980年04月発行

文献概要

特集 膵癌と膵頭十二指腸切除術

膵頭十二指腸切除後の代謝

著者: 田代征記1 村田悦男1 今野俊光1 後藤平明1 野浪一道1 横山育三1

所属機関: 1熊本大学医学部第1外科

ページ範囲:P.513 - P.519

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はじめに
 膵頭十二指腸切除は1935年Whipple1)によつて乳頭部癌に対して始めて行なわれ,本邦では1949年(昭和24年)吉岡の成功例2)が報告されている.その後,手術手技の改良,I.V.H.やElemental Dietなどを用いる術前術後の管理の発達による手術死亡率も低下し,長期生存例が得られるようになり,膵頭十二指腸切除後の膵機能についても関心が向けられるようになつて来た.
 そこで膵頭十二指腸切除術後の代謝の変動,とりわけ膵内外分泌機能の変動について自験例を中心に述べてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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