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文献詳細

雑誌文献

臨床外科35巻4号

1980年04月発行

文献概要

臨床研究

摘出胆嚢における粘液腺(偽幽門腺)の検討

著者: 平井貞朗1 内藤寿則1 嬉野二郎1 友田信之1 中山陽城1 中山和道1 古賀道弘1

所属機関: 1久留米大学医学部第2外科

ページ範囲:P.565 - P.568

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はじめに
 胆嚢では主に水分や電解質が吸収され胆汁を濃縮する機能があるが,分泌活動については明らかではなくAschoff1)が胆嚢上皮の粘液分泌について初めて記載している.今日では胆嚢頸部粘膜で粘液を産生するいわゆる頸部腺が存在し,体部は分泌に関与しないと一般に言われ,Nagahiro2)は健康人の体部粘膜において光学顕微鏡を用いこれを確認している.これとは別に慢性胆嚢炎で摘出された再生粘膜に粘液腺(偽幽門腺)が存在したが,この粘液腺について興味ある結果を得たのでここに報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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