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臨床報告
形質細胞乳腺炎(Plasma cell mastitis)—8症例の報告
著者: 加藤抱一1 山本浩1 七沢武1 仙波崇1 岡崎正敏2 松江寛人2 谷村繁雄3 広田映五3 板橋正幸3
所属機関: 1国立がんセンター外科 2国立がんセンター診断部 3国立がんセンター研究所病理
ページ範囲:P.575 - P.581
文献購入ページに移動Plasma cell mastitisはAdair(1933)1)によつて初めて記載された,形質細胞浸潤が著明な急性または亜急性の乳腺の炎症性疾患であり,乳腺炎の中では特異な位置を占める.彼は10例の詳細な臨床像および病理組織像を記載し,乳癌との鑑別が極めて重要であることを示唆した.今回われわれも過去16年間に経験した8例のplasma cell mastitisにつき,その臨床像に若干の検討を加えて報告する.
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