文献詳細
Emergency Care—Principles & Practice・11
文献概要
はじめに
外傷患者の診療にあたつては,受傷部位に応じた重症度・緊急度を判断し,必要があれば専門医に協力を求めると共に,簡単な創傷処置,包帯・副木法を実施し,かつそれぞれの部位における外傷の予後を推定する能力が必要である.
自損・他損や受傷機点の如何を問わず,外傷患者に対しては,
1.救命救急処置
2.器官の機能保持
3.正しい創傷処置
を行なうことを念頭において対応すべきであり,救命救急処置のみにとらわれてはならない,また,多発外傷では脳神経外科・整形外科をはじめ,境界領域の合併損傷や突然搬送された外傷患者が重篤な内科的基礎疾患を有することが考えられることもあり,それだけに広い知識が必要となる.また,外傷の重症度が高いが故に,四肢や顔面の創傷処置をおろそかにして良いと言う理由はない.
外傷患者の診療にあたつては,受傷部位に応じた重症度・緊急度を判断し,必要があれば専門医に協力を求めると共に,簡単な創傷処置,包帯・副木法を実施し,かつそれぞれの部位における外傷の予後を推定する能力が必要である.
自損・他損や受傷機点の如何を問わず,外傷患者に対しては,
1.救命救急処置
2.器官の機能保持
3.正しい創傷処置
を行なうことを念頭において対応すべきであり,救命救急処置のみにとらわれてはならない,また,多発外傷では脳神経外科・整形外科をはじめ,境界領域の合併損傷や突然搬送された外傷患者が重篤な内科的基礎疾患を有することが考えられることもあり,それだけに広い知識が必要となる.また,外傷の重症度が高いが故に,四肢や顔面の創傷処置をおろそかにして良いと言う理由はない.
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