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文献詳細

雑誌文献

臨床外科35巻6号

1980年06月発行

文献概要

臨床研究

非観血的胆道遺残結石除去法に関する1考察

著者: 宇山幸久1 浜口正伸1 西山文夫1 井上光郎1 角田悦男1 北村宗夫1 藤原晴夫1 森一水1 中井義弘1 原田邦彦1 三木啓二2

所属機関: 1徳島大学医学部第2外科 2国立療養所東徳島病院

ページ範囲:P.913 - P.917

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はじめに
 今日,経皮的胆管造影法あるいは内視鏡的逆行性膵胆管造影法の進歩により術前に胆管結石の存在部位や個数の判明することが多く,外科医は結石の存否に関しては不安なく手術の遂行が出来る場合が多くなつた.それにもかかわらず,なお遺残結石は術後の5%前後に存在すると言われ1-3),胆道外科における問題点の1つである.
 術後T-tubeからの胆管造影により,結石遺残が判明した場合,本疾患が良性疾患であるための再手術の困難性があり,最も憂慮すべき術後合併症の1つである.このため,非観血的に結石除去を試みようとする種々の方法がみられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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