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文献詳細

雑誌文献

臨床外科35巻7号

1980年07月発行

臨床研究

胃癌に対する化学療法の効果—特に肝転移例について

著者: 奥山和明1 陳文夫1 竜崇正1 林良輔1 高橋敏信1 田紀克2 永田松夫2

所属機関: 1千葉大学医学部第2外科 2千葉県国保成東病院外科

ページ範囲:P.1049 - P.1055

文献概要

はじめに
 消化器外科にたずさわる外科医にとつて一番治療する機会の多い疾患は胃癌である.
 最近,胃癌の診断技術の向上により早期胃癌症例の増加とともに胃癌全体の遠隔成績もかなりよくなつてきている.しかしながら,一方では相変らず進行癌も多く,なかでも胃癌肝転移例に対しては治療法にそれほどの進歩がみられていないのが現状である.われわれのところでも以前は,胃癌肝転移例に対して試験開腹のみにおわつていたのが,最近では術前,術中,術後にわたる積極的な化学療法をおこなうことにより良好な成績をおさめているので,その治療法ならびに治療効果について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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