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文献詳細

雑誌文献

臨床外科35巻8号

1980年08月発行

カラーグラフ トピックス・4

食道鏡下の造影法

著者: 小泉博義1 今田敏夫1 小原博1 藤本泰則1 金正出1 鈴木元久1 天野富薫1 井出研1 五島英迪1

所属機関: 1横浜市立大学医学部第1外科

ページ範囲:P.1094 - P.1095

文献概要

 食道鏡下造影法は,食道ファイバースコープ鉗子孔より,筆者の考案せる穿刺用針(図①)で,食道壁を穿刺し造影剤を注入する方法である,食道癌の他臓器浸潤を知る目的で,1969年に本法を開発した.
 手技は,癌腫の口側で食道壁を穿刺し,炭酸ガス300〜500ccを注入後60%ウログラフィン10〜20mlを追加する.体位変換後に食道4方向造影を施行し,癌腫の外側に造影剤が移行するかどうかで周囲臓器の浸潤を判断する.本法を経食道性後縦隔造影と命名した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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