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文献詳細

雑誌文献

臨床外科35巻9号

1980年09月発行

特集 消化管手術と器械吻合

消化管器械吻合の諸問題

著者: 秋山洋1 池永達雄1 宮薗光1 鶴丸昌彦1 樋上駿1 川村武1 沢田寿仁1 小野由雅1

所属機関: 1虎の門病院消化器外科

ページ範囲:P.1273 - P.1278

文献概要

はじめに
 Staple方式の消化管縫合の歴史としてはvon Petzの名があまりにも有名であるが,さらにそれより以前1911年にHültlによつて開発されている.しかしこの器械は重く,かつ使用しにくかつた1).その後Friedrichによつて,1934年に改良されたが,これは,exchangeable cartridgeを使用したのとstapleの圧挫ハンドルを使用したのが特徴であつた2)
 わが国においても,von Petzの方式を用いた胃腸縫合器は通称大槻式Petz,中山式Petz等,また食道再建用胃管作製のための特殊用途に用いる山岸式Petz等,Petzという言葉がstapleによる器械縫合器の代名詞として用いられるに至つている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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