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文献詳細

雑誌文献

臨床外科36巻1号

1981年01月発行

特集 RI診断の進歩

肝,胆道,消化管の診断

著者: 油野民雄1

所属機関: 1金沢大学医学部核医学教室

ページ範囲:P.31 - P.38

文献概要

肝のRI診断
 RIによるイメージング,すなわち肝シンチグラフィーが,外科的領域のなかで臨床的有用性を主に発揮しうるのは,肝内限局性病変の評価に関してである.原発性肝癌や転移性肝癌の悪性疾患,膿瘍や肉芽腫の炎症性疾患,嚢胞や外傷後の肝損傷など,肝内限局性病変を検出する手段として一般に施行される他,かかる病変の経過観察手段としても用いられる.
 肝シンチグラムの読図を行なう場合は,X線診断の場合と同様,撮像されたシンチグラム像が一定条件を満たした質の良いイメージであることを先ず確認した後に,肝シンチグラム上の主要観察点(図1,図2)に留意しながら読図を行なう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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