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特集 RI診断の進歩
腫瘍・膿瘍の診断
著者: 利波紀久1
所属機関: 1金沢大学医学部核医学教室
ページ範囲:P.69 - P.75
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腫瘍や膿瘍にラジオアイソトープ(RI)を集績させて病巣を陽性像として描出し存在部位や進展範囲を診断するシンチグラフィは他の検査法では得難い情報を非侵襲的に提供するユニークな検査法である.
最近では撮像装置の改良と放射性医薬品の開発に伴つてその臨床的価値は高く評価されるようになり検査件数は増加の一途をたどつている.本稿ではこの領域に用いられている67Ga-citrateと201Tl-chlorideによるシンチグラフィの現状について症例を供覧し解説する.
腫瘍や膿瘍にラジオアイソトープ(RI)を集績させて病巣を陽性像として描出し存在部位や進展範囲を診断するシンチグラフィは他の検査法では得難い情報を非侵襲的に提供するユニークな検査法である.
最近では撮像装置の改良と放射性医薬品の開発に伴つてその臨床的価値は高く評価されるようになり検査件数は増加の一途をたどつている.本稿ではこの領域に用いられている67Ga-citrateと201Tl-chlorideによるシンチグラフィの現状について症例を供覧し解説する.
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