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文献詳細

雑誌文献

臨床外科36巻1号

1981年01月発行

臨床研究

肝内結石症の治療—とくに肝左葉切除について

著者: 斉藤敏明1 新井健之1 東條慧1 横山勲1 横山茂樹1 堺泉1

所属機関: 1川崎市立川崎病院外科

ページ範囲:P.117 - P.122

文献概要

はじめに
 近年,胆石症に対する診断学の進歩に伴い,肝内結石が多く発見されるようになつた.胆石症に対する治療成績は麻酔をはじめとして各種薬剤,手技などの進歩により高齢者あるいはpoor riskの患者においても極めて向上しつつあるが,肝内結石症はなおその治療に難渋する場合が多く,医師も患者も長期間の忍耐を余儀なくされる.
 肝内結石が肝左葉に限局している場合は左葉切除を行なえば遺残結石もなく良い結果が得られるはずである.肝切除に対する可否の論議は多く行なわれているが,適応を選べば勝れた治療法と考える.われわれも肝内結石症に対し若干の肝切除を行なつたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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