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文献詳細

雑誌文献

臨床外科36巻10号

1981年10月発行

文献概要

臨床研究

血友病患者の手術と補充療法—後腹膜血腫の手術治験例

著者: 小代正隆1 竹之下満1 富加見章1 吉永淳教1 野口真1 西満正1

所属機関: 1鹿児島大学医学部第1外科

ページ範囲:P.1641 - P.1644

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はじめに
 血友病は凝固因子のⅧ因子(A),Ⅸ因子(E)の欠乏による遺伝性疾患として凝固障害の代表的疾病である.男子10万人につき4〜11人の生存患者がいるといわれている.今日これら血友病患者の治療及びコントロールは,因子製剤の開発により外科手術においても比較的容易となつた.われわれは大きな後腹膜血種により疼痛,水腎症を合併した血友病A患者を手術により軽快せしめたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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